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住まいづくり風土論

住まいづくりと風土論

「風土」とはなんだろう

“風土にあった食生活” “風土を考えた住まい” とよく言われる。

風土の定義: 風土とは,<自然>と<人々>における様々な関わりの総体である。  
          また その土地固有の自然条件・土地柄  と物の本には書かれている。

哲学者であり日本文化史家である‘和辻哲郎’氏は 人間存在の構造契機としての風土性を

明らかにすることを目指して 著書『風土』を書き起こした。

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信州・長野の山村で地域医療に情熱を注いでいる医師‘色平哲郎’氏を

紹介する書籍『風と土のカルテ』の中で、玉井袈裟男信州大学名誉教授の

詩集「風のノート」に触発されて「風の人」「土の人」という言葉を

好んで使っているという。

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田村 明氏(法政大学名誉教授)の著書「まちづくりの実践」の中で、

「まち」の価値発見の方法として「・・・外部と地元の人の関係と役割を示すの

に、風土をもじって、「風」「土」論というのがある。

・・・まちをつくるには「風」と「土」の両方が必要だ・・・」と述べている




まちづくり・住まいづくりのときの建築家の役割を「風土論」にもじって考えてみた。 

これを住まいづくりのときの「人間どうしの関係契機」としてとらえたい。


住まいづくりの風土論

住まいづくりなど 形のないところから 形あるもの・まとまりをつくるには

    「土」 (人の個性・持ち味・行動)
    「風」 (新しい知恵‘新鮮な空気’・情報・人のつながり)
    「火」 (人の情熱・志・感性)
    「手」 (手法・技術・理性)

     そして「水」がいる
 
良い「作物」をつくるには「土」「風」を通わせることが欠かせない

火」を強めるには「風」がほしい

そして「土」「火」を活かすのは冷静な「手」の動きである
 

    「土」 をこれから家を建てる建築主
    「風」 を住まいづくりの知恵・経験・人のつながり
    「火」 を建築主と建築家の想い
    「手」 を建築家の役割
    「作物」をこれからつくる住まい

    に読み替えてもう一度お読み下さい


『水の五訓』(黒田藩主 黒田如水)

    一つ 自ら活動して他を動かしむるは「水」なり。

    一つ 常に己の進路を求めてやまざるは「水」なり。

    一つ 障害にあって激しくその勢力を百倍しうるは「水」なり。

    一つ 自ら潔く他の汚濁を洗い清濁併せ入るは「水」なり

    一つ 洋々として大海を満たし発しては霧(キリ)となす
        雨雪を変じて霰(アラレ)と化す
        凍っては玲瓏(レイロウ)たる鏡となり
        しかもその性を失わざるは「水」なり。

    こんな心構えで「こと」にあたりたい

詩集「風のノート」からの引用

風は遠くから理想を含んでやってくるもの

土はそこにあって生命を生み出し育むもの

君が風性の人ならば土を求めて吹く風になれ

君が土性の人ならば風を呼びこむ土になれ

土は風の軽さを嗤(わら)い、 風は土の重さをさげすむ、愚かなことだ

風は軽く涼やかに、土は重く温かく、和して文化を生むものを


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