国産材と自然素材で安心して住み続けられる住まいをつくる名古屋の設計事務所です

木の家づくりメッセージ

         木の家づくりメッセージ

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 未来を見据えたとき、本当に安全で快適で おしゃれな住まいは、自然環境への負荷が少ない“木と自然素材”でつくられた「エコロジー」なすまいです。

 東日本大震災以降 くらし方や住まいのあり方への意識が変化してきています。

こころ安らげる住まい、エネルギーをあまり使わない暮らし、地元・近くの人たちとの顔の見える関係、地震に強い安心できる家。 

最近、健康や食料供給・水資源さらには陸や海の生態系にも大きく影響を及ぼすといわれている地球温暖化問題や、温暖化によると思われる急激な気候変動で大きな風水害が起きやすくなってきていることもあり、「エコロジー」に関心が高まってきています。 

木と自然素材で 心地よく 健康的で 快適な生活空間で、

耐震性があり 丈夫で長持ちするつくり方で 資源を大切にして、

省エネルギー・自然エネルギー利用に心がける建築として、

「地元の木(三河杉)」を使い 環境への負荷を少なくした家づくり・建物づくりを提案します。

 これからの時代の家づくり 建物づくりとして 
「地元の木を使う」エコロジー建築を真剣に考えてみませんか。

 化石エネルギー資源の消費スピードをゆるめよう



地球温暖化の原因についてはさまざまな意見があります。

 人為的ではなく太陽活動や地球の公転・自転の変動や火山活動によるエアロゾルなど他にある。また温室効果ガスはCO2だけでなく他にもあり、水蒸気が最も温室効果が高い。

 だから地球温暖化対策を人間活動(個人の生活や企業の経済活動)を抑制してまで行っても、その効果はきわめて小さいとの意見もあります。

 たしかに地球温暖化の原因は複雑であることは間違いありません。

 だからといって人間生活は影響していないのかというと そうとも言い切れず、さまざまな様子を重ね合わせると、どうも人間活動による影響量が地球環境の許容量を上廻ってきているようです。

 この100年で名古屋の平均気温は2℃上昇し、平均湿度は10%乾燥してきたというデーターがあります、東京は100年で3℃平均気温が上昇しています。

 これが原因なのでしょうか、室内環境下の生態系が変化しています。

平均温度の変化_0.jpg

地球規模で世界の平均気温は、1910年から2010年の100年で約0.7℃。
960年から2010年の50年で約0.6℃。
1980年から2010年の30年で約.0.45℃上昇しています。
            (右図出典Newton)

 温暖化は近年になるほど加速してきているのです。

 これは近年の人間活動が急激にエネルギーを大量に使う生活になってきているからです。

 そしてこのまま私たちが何も手だてを打たないと21世紀末には世界の平均気温は4℃も上昇すると、国連がつくった温暖化の専門研究機関(IPCC)は報告しています。

 地球温暖化の大きな要因は、人間活動の原動力としてエネルギーのほとんどを、石油や石炭などの化石燃料・化石エネルギー資源に頼りすぎてきたことにあります。

 またその量も短期間で急激に使いすぎています。

 何億年もの長い時間をかけてつくられた化石燃料が、たかだかここ200数十年程度で使いつくされ「石油の枯渇」の危機が叫ばれています。

 私たちは世界規模で、すざましいスピードでエネルギー資源を大量に消費する列車に乗っているようです。 このスピードで地球温暖化は進み、気候変動は激しくなっていくのでしょうか。
そしてエネルギー資源をめぐり争いがたえません。

 この列車のスピードをそろそろゆるめようと世界が動きだしています。
日本はスピードをゆるめるために何ができるのでしょうか。
できればこの列車から降りてゆっくりと歩きたいものですね。

 私たち日本人は古くから、人のつきあいと自然環境に「調和し寛容する」ことを心がけながら生活してきました。  

 資源を有効に活用して循環型の暮らしをしてきた知恵と経験を持っています。

 この知恵をもういちど活かしたいものです。
人と自然にふれ合いながら、ゆったりとした気持ちで暮らしを楽しみたいですね。

 地産地消の家づくり



 食料39%,木材20%,エネルギー4%が、我が国の自給率であることをご存じですか。

 私たちの生活は世界の他国の人々による生産物で支えられているのです。

 しかし いつまで他の国を頼りにすることができるのかは、最近の世界の動きを見ていますといささかあやしくなってきていますね。

 環境に配慮して 安心して暮らせるためにも、食料・木材・エネルギーの自給率を上げ、無駄を少なくしたいものです。

 現代の生活は石油なしでは考えられません。

 好むと好まざるかにかかわらず、医療品・化粧品・生活用品などさまざまな物が石油を原料としてつくられています。

 石油は地球の大切な資源です、これを燃やしてエネルギー利用に使うのは余りにももったいないことです。 

 何とか減らしたいものです。

 食べ物の「地産地消」…安全な食生活のためにも国産の食材を食べよう、なるべく近くでとれた食材を選ぼう、それも旬のものを。

 「フードマイレージ」と呼ばれる指標があります。食料の重さと輸送距離をかけた合わせたもので、この数字が小さいほど近くの生産地の食べ物であり、輸送エネルギーが少なく結果としてCO2の排出量が少ないことを指し示します。

 日本全体の「フードマイレージ」を小さくすることは食料の自給率を上げることにつながります。

 木材の「地産地消」…安心な住生活のためにも、なるべく近くの森の木を使おう。

 「ウッドマイレージ」木材の重さと輸送距離を掛け合わせた指標で「フードマイレージ」の木材版です。地元の木は輸入木材より当然この数値は小さくなります。

 地元の木を使うことは輸送エネルギーを少なくすることができ、CO2排出量を抑制し 環境への負荷が少ない建物づくり・家づくりとなります。

 日本中の建物の「ウッドマイレージ」を小さくすることは木材の自給率を上げることにつながります。

 地球温暖化のスピードをゆるめるために、私たちは大したことはできないかもしれません。
 
 でも 日頃の暮らしの中や、建物や住まいをつくる時に、ちょっとした気遣いや選択はできそうです。 それが暮らしの安全や安心につながることであればなおさらのことですね。



 もし このまま地球温暖化対策がとられなく気候変動が激しくなるのであれば、私たちはその環境下でも生活できるような自衛策をとらなければなりません。

 温暖化への適応力・対応力のある建物や住まいをつくることが必要になってきます。

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 いずれにしてもこれからは、地球温暖化や気象変動の影響を考えた建物づくり・住まいづくが求められるのです。

 これは決して無駄なことではなく、これからの社会資産的評価が上がっていく環境対応能力を持った建物や住まいとなっていきます。

 木にふれて生活環境も気分もおだやかに



 夏をどう涼しく過ごしますか?。年ごとに激しくなる集中豪雨で都市の河川が氾濫しないようにするにはどうすればいいのでしょうか?。

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 根本的には都市構造や産業構造を変えなければ解決しないことかもしれません。
 
 しかし 室内も木を使えば、冬は暖かな感触で、夏は暑くてもさらっとした感触にできます。 

 多くの人が住まいの廻りの木々を増やし、雨が染み入る土の面積を増やせば、夏の都市をもう少し涼しくできるかもしれません。河川に流れ込む雨を少しでも留めることができるでしょう。

 都市の中に農地を増やせばもっと良いかもしれません。収穫の喜びも味わえます。

 地元の木を使うことで地域の林業の活力を取り戻し、森を整備し豊かな植生にして、森の保水力と生態系をよみがえらせ、そして元気になった森から川と海にも豊かな養分がもたらされ海が元気になり、田畑もうるおし私たちの食卓も地元の食材でにぎやかになる。

 こんな近未来を描きませんか。


 地球温暖化は もう止めることはできないかもしれません。

 だが、温暖化のスピードを遅くして気象変動の影響を少なくすることはできそうです。

 地球や自然環境に配慮し、私たちの生活のスタイルを見直し 暮らしのテンポを緩やかにしすれば、人間の「生存を持続可能」することはできそうです。

 またそうしませんか、できるところから。

 建物や住まいを建てるとき、改善やリフォームするとき、まずは「地元の木を使う」ことを考えてみて下さい 選んでみてください。

 自然環境や気象変動への対応と、暮らしをより良くすることに “小さな” ことですけれども貢献をすることができますから。

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