住まいづくりの風土論
『住まいづくりの風土論』
住まいづくりなど 形のないところから 形あるもの・まとまりをつくるには
「土」(人の個性・持ち味・行動)
「風」(新しい知恵(新鮮な空気)・情報・人のつながり)
「火」(人の情熱・志・感性)
「手」(手法・技術・理性)
そして「水」がいる
■□■ 良い「作物」をつくるには「土」に「風」を通わせること
「火」を強めるには「風」がほしい
そして「土」と「火」を活かすのは冷静な「手」の動きである ■□■
「土」 をこれから家を建てる建築主
「風」 を知恵・経験・つながり
「火」 を建築主と建築家の想い
「手」 を建築家の役割
「作物」をこれからつくる住まい
に読み替えてもう一度お読み下さい
- 『水の五訓(黒田藩主 黒田如水)』
一つ 自ら活動して他を動かしむるは「水」なり。
一つ 常に己の進路を求めてやまざるは「水」なり。
一つ 障害にあって激しくその勢力を百倍しうるは「水」なり。
一つ 自ら潔く他の汚濁を洗い清濁併せ入るは「水」なり
一つ 洋々として大海を満たし発しては霧(キリ)となす
雨雪を変じて霰(アラレ)と化す
凍っては玲瓏(レイロウ)たる鏡となり
しかもその性を失わざるは「水」なり。