再生建築のすすめ
直して住み続け 「時をつなぐ」 住まいを
日本の住宅は25〜30年で建て替えられているといわれています。
人生80年といわれる今の時代で、住まいがこんなにも寿命の短いものでよいのでしょうか。
古くなったから、使いづらくなったからと さまざまなものが使い捨てられていく、今まではこんな生活をくりかえしてきました。
しかしどこかで「もったいない」「これでいいのかな?」と思われたことはありませんか。
そうなのです! これからの時代はそんな感覚が当たり前になっていきますし、そうしたいものです。
古い住まいも使い捨てるのではなく、直せる住まいであれば直して住み続けませんか。
『この家で暮らした家族の歴史を残したい』
今の住まいに不便を感じている方へ
家が古くなったから建て替えたいのだが、“家族の記録と記憶”がいっぱい詰まっている今の住まいを壊してしまうのはなんだか忍びない。
「再生建築」でかけがえのない家族の歴史を残しませんか。
古い家だから冬は寒く、間取りも小さな部屋ばかりで使いづらく現代の生活に合わない、しかしどうしたら良いのかわからない。
不便だがあきらめてこのまま住んでいくか。
あきらめる事はありません 古い家を「再生」させて住みやすくする方法があります。
子どもたちも独立し、夫婦二人になった。
今の家は広さはあるが、夫婦が使ってるのは限られた部屋だけだ。
もっとなんとかならにものか。
「減築」という 使いやすく 小さな家にする方法もあります。
今はだれも住んでいない家を持っていて、だれかに貸したいのだが古いから借り手もいないだろう。
しかし空き家にしておくのも心配だ。
心配いりません。
‘古い家を自分らしく改装して住んでみたい’そんな家を探している人がいます。
これからの時代は、新しいモノばかりではなく「歴史のあるもの」も残していきたいですね。
住まいも同じです、私たちは まちの風景の一部となっている“懐かしい佇まいの家”を残したいと考えます。
丁寧につくられた家は、適切に手を加えて改善することで現代的な生活にあった住まいにつくり替えることができるのです。
「再生建築」とはどんなこと
100年程以上も前に建てられた日本家屋に、現代的な新しい建物では味わうことのできない魅力を感じ、わざわざ古い民家を探し移築や改修をして住まう人が少しずつ増えてきています。
これは「古民家再生」と呼ばれています。
これほどは古くはありませんが、昭和の時代に建てられて築50年程を越える住まいにも 新築ではつくりだすことができない何ともいえない味わいがあります。
これを「昭和の民家」と名付けました
そんなお住まいに住み続づるために、新しさを取り入れながらの「再生建築」をお勧めします。
「再生建築」は、たんなるお化粧直しのためのリフォーム工事ではありません。
短命な今の日本の住宅を
- 「さらに永く住み続けられる住宅」にして
- 「家族とまちの記憶の中にある佇まいを残し」
- “資源”と“資産”の無駄な使い方を少なくする
ことができるものです
- 再生建築で できることは
- 今のお住まいの不具合と不満を改善・解消すること
- 安心して快適に住み続けられ気持ちのよい住まいとすること
- 住む人の感覚にあったデザインの住まいにすること
- 性能を向上させ機能的に暮らしやすい住まいにすること
- 予算と相談しながらもバランスよく適切に改善された住まいとすること
- 主な改善内容は
- 使いやすい間取りとする
‥居住性の向上 - 住まいを地震に強くする
‥耐震性の向上 - 冬暖かく夏すずしく暮らす
‥断熱性の向上 - 自然素材で気持ちのよい室内
‥健康性の向上 - 省エネルギーに暮らしたい
‥環境性の向上 - バリヤフリーにして安全に
‥福祉性の向上
- 使いやすい間取りとする
- 進め方
- まずは住まいと暮らしの「改善相談」から始まります。
- 次に、現在のお住まいの耐震性」や「耐久性」「省エネ性」などを「現地調査」して「診断」を行います。
- その結果にもとづき「再生建築のための処方箋」を作成します。
- さらに必要に応じて、中古住宅評価・不動産評価などの調査・コンサルティングも行います。
- この処方箋は「我が家のどこをどのように直せばよいのかの判断」材料になります。
- 処方箋により「我が家の再生建築をやろう」と決定されれば「再築設計」の段階に移ります。
- 建築家と「設計業務契約」を結び、改善の「範囲と程度」計画して、いよいよ「これからの我が家のすがたと暮らしぶり」を専門家の助言を受けながらのイメージづくり・プランづくり・具体的設計と進んでいきます。
- このときに「新築」とちがうのは、今まで暮らしていた我が家がベースにあり、改善すべきところもわかっていますので、「これからの我が家のイメージ」がつくりやすい、わかりやすいことです。
- 再生建築は新築と違い、住宅の骨組み関わることでは、要望やイメージどうりには「できないこと」もあります。こんな場合はさまざまな工夫やアイデアが新築以上に必要になってきます。 しかしこれもまた楽しいことですよ。
- プランがかたまれば、建築家による「実施設計図面」の作成が進められます。
図面ができ、図面内容の説明をうけながらそれまで打ち合わせてきた内容どうりかの「図面確認」を終えれば「再築設計」は完了です。
- 「設計図面」にもとづく工務店の工事金額の「見積」を経て「我が家の再生建築の費用の確定」を行います。
- 確定した工事金額で「工事依頼の契約」を工務店と結びます。
- いよいよ着工ですが、その前に「再生建築」では、決めなければいけない大切なことがあります。 それは家具・家財道具の移動と工事中どこで生活するかです。
工事の「範囲と程度」によっては「住みながらの工事」が難しく、仮住まいに引っ越しも必要になることがあります。事前の相談と準備がいります。
- 工事中は、幾度か工事の進行状況の説明を受け、完成を待ちます。
- 再生建築工事の完了です。
「再生建築工事」の内容が記載された「家歴書」を受け取り、よみがえった我が家での生活が始まります。
- 費用の目安
- 「改善相談」
- 私どもの事務所に来ていただいての相談は「無料」です。
- 出張相談の場合
- 相談料(実費人件費) 「1時間あたり 4,500円」
- 交通費(遠方の場合) 「実費(場所により異なります)」
- 「調査・診断・結果報告書(処方箋)作成」
- 簡易診断(図面及び目視による調査・診断及び報告書)
- 耐震診断のみ、耐久診断のみの場合
「1件あたり35,000〜50,000円」 - 耐震・耐久診断
「1件あたり50,000〜75,000円」
- 耐震診断のみ、耐久診断のみの場合
- 詳細診断(床・壁・天井を一部めくり内部の様子を調査・診断。簡易な測定機器を使用)
- 耐震・耐久・断熱性能診断 「1件あたり150,000〜200,000円」を目安とします。
詳細診断は調査方法・診断方法により使用する機器が異な
りますので事前に「診断費用見積書」を提出しています。
- 耐震・耐久・断熱性能診断 「1件あたり150,000〜200,000円」を目安とします。
- 簡易診断(図面及び目視による調査・診断及び報告書)
- 引き続き「再生建築設計・監理業務」をプロジェクトに依頼される場合
- 設計・監理費用
「再築」の規模や難易度によりかなりの幅がありますので、その都度「業務費用の見積書」を提出しています。- 一つの目安としては工事費の10〜15%です。
たとえば一般的な難易度の再築の場合
・工事費1,000万円前後 設計・監理費用「100〜120万円」
・工事費500万円前後 設計・監理費用「50〜60万円」
- 一つの目安としては工事費の10〜15%です。
- 設計・監理費用
- 「改善相談」